コソダテノスキマ

子育ての隙間です。育児に関するあれこれです。

赤ちゃんの大きいほうをなんと呼んだらいいのかという話

うんこの話である。

こと赤子のそれを、なんと呼んだらよいのかという話である。

ほかにも、うんちだったり大便だったり糞だったり大きい方だったりと、様々な呼称があるが、ささみのそれに関しては、うんちで問題ないであろうと考えていた。助産師の方や看護師の方も、総じてうんちと仰っていたのであるが――。

 

それは、妻が産科からの退院指導を受けていたときのことだった。居合わせた私も一緒に、その話を聞いていた。

体温管理やおへその処置など、自宅における新生児の扱いについての、看護師の方の釈義はやがて、便のそれへと移っていった。

 

「うんちの回数が多くても個人差があるので……」

(ふむふむ)

「必ずうんちの色を確認して……」

(ほうほう)

「もし一日うんこがでないときには……」

(うんこッ!?)

「綿棒で肛門を刺激するとうんちが出やすく……」

(気のせいか……)

「もし二、三日うんこが出なかったときは……」

(うんこッ!!)

 

こうして、基本的にはうんちと呼称する看護師の方が、なぜか三回に一回ほどの割合で、うんこを放り込んでくるのであって、私は、次にいつうんこが放たれるのか気が気ではなく、話の内容に集中することができなくなってしまった。

これは想像ではあるが、ほかの看護師の方が、やはりうんこと言っているのをたまたま耳にしたこともあるので、看護師同士など、その産科の関係者の間では、うんこという呼称で統一されているのではないか。しかし私や妻のように、外部の人間に対しては、うんちを使用することになっているのではないか。けれども日頃の癖で、うんちを用いるべきときにも、まれにうんこが漏れてしまっているのではないか。

産科という場においても、その呼称にはゆれがあることを知り、私はますます、それをなんと呼ぶべきなのか、考えこんでしまったわけである。

 

ところで、助産師の方から伺った言葉であるが、「赤ちゃんは直通」とはよく言ったもので、ささみはミルクを与えるとほどなく、大量の便を放つ。ほどなくどころか、ミルクを飲んでいるその最中の発散も稀ではない。

その折の小気味よい排泄音がどうしてか、毎回のように私と妻の琴音にふれた。それで、ささみのそれを、その音から、「ザ・ブリリアント・ブリーン」と呼称しようと、そう決めた。

ただし、某ロックバンドのように四文字の略称にすると、甚く直接的な擬音になってしまうので、その点は用心している。

 

the brilliant green complete single collection’97-’08

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